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フリースタイルバスケットボールとの出会い -あきら編-

フリースタイルバスケとの出会いはなんの変哲も無い大学のサークル。中学まではサッカー、高校時代はダンスをやっていた僕がなぜフリースタイルバスケを始めることになったか。赤裸々なプライベート事情も交え語ってみたいと思います。

僕は大学進学時に第一志望だった大学に落ち、高校時代の彼女にもフラれた。
自暴自棄の中通うことになった大学では、定年間近の教授たちの授業は何をいっているのかも聞き取れず、黒板に書かれた文字も読めない。
新しい環境で希望を膨らませ背伸びして生きている周りの人達とはどうしても目線が合わない。
次第に大学にはほとんど行かなくなり、だらだらとジブリ映画を見て過ごす毎日を過ごしていた。

高校卒業までの学生生活はそこそこ順風満帆。
高校時代はダンス部で、クラスで一人だけの金髪。それなりの承認欲求を満たして生きてこれた人生だった。

しかし、

”目立ちたくはないけど、埋もれたくもない”

という厄介な性格を持って生まれてきたしまったため、新しい環境で自分の立ち位置を定めるのに失敗しがちな人生である。

そんな中、大学一年の7月ごろパラパラと読んでいたサークル情報誌に見つけたフリースタイルバスケの文字。入会費・年会費無料かつ、ボール一個で4年間遊べるサークルだという(まあ確かに嘘ではない)。小規模ながら早稲田祭の一番大きいステージでパフォーマンスしてる動画もyoutubeで見つけ、ここでそこそこの承認欲求を満たして学生生活を過ごそうと決意。
それがWASEDA BALLERSとの出会いだった。

そもそも数あるサークルの中からなぜフリースタイルバスケの文字が目に止まったのか。
それはダンスを始めたきっかけにもなった映画High School Musicalにある。バスケ部の青年が歌やダンスを人前で披露する高揚感に魅せられ、バスケを取るかダンスを取るか葛藤する物語である。
今見ると、ダンスもバスケもそんな深い描写されないただの青春映画なのだが、自分の原点は間違いなくここである。
そんな青春映画に魅せられたクソポップス野郎がサークル情報誌に書かれていた”音楽に合わせてバスケットボールを操る”という文面を見て、何を勘違いしたかリアルHSMだぁ〜と舞い上がったのである。

ただし球技はサッカーしか経験してこなかった自分にとっては、手でボールを扱うというのはなかなか難しい。
しかし今更競技バスケを何年も続けてきたツワモノ達とバスケのスキルで張り合うのは無謀すぎる。
そこで足技を絡める斬新的(仮)なスタイルとしての抜け道の開拓を目指すことになるのだが、案外これが受け入れられるのがフリースタイルバスケなのである。

コンプレックスを武器に〜というほどhiphopな背景ではないが、自分のできることだけを集中して伸ばしていくことが許されるのがフリースタイルバスケの魅力の一つだと思う。

そしてフリースタイルバスケを長く続けていると、案外始めるきっかけとなった伏線を回収できたりもする。

地元のフットサルではボール回しているだけでヒーローになれたり。
とあるきっかけでチアダンス日本最高峰のTeamJCDAとコラボショーケースすることとなり、ストーリー構成でHigh School Musicalを再現したり。
高校時代の彼女とはパフォーマンスを見にきてくれたことをきっかけに復縁することとなったり(ただし瞬殺で別れる)。

HSMコラボ(左手はそえるだけ)

このように度々フリースタイルバスケが日々の生活を彩ってくれることで、飽きのこない毎日を過ごさせてもらっている。あの時サークル情報誌を見て舞い上がった自分に感謝したいものである。


そしてこの春社会人になりなかなか満足にボールを触れない日々ではあるが、休日にボールで遊ぶのはなんだかんだ一番楽しい。バトルに勝つことが全てではない休日フリースタイラーのロールモデルをこれからGroovmixメンバーとともにブランディングしていきたい所存である。

next is … ???

Writer: AKIRA↗︎@akr_freestyle