GroovMixとしては、今シーズン初のバトル。
そして今年から関東で定期開催されている、Kengo&ZiNEZがオーガナイズする”ADJUST”とコラボして開催された。
開催の都度ルールが変わるため、変則性への対応が求められる”ADJUST”と、5年間同じルールで開催されているGroovMix。
GroovMixの原点である、30秒2moveのフルトーナメント形式、ジャッジ3名(3票)に対して、今回は以下2つの縛りを導入した。
① 1クルーにつき1票のクルージャッジ(2票)&オーディエンスジャッジ(1票)
② 1回戦および2回戦は30秒1moveのみ
このルール変更により、初戦から大波乱が巻き起こる。
今回の優勝候補筆頭と思われたYOH、第5回GroovMixチャンピオンのHUがそれぞれ1回戦、ベスト8で敗退。
関東で勢力的に活動しているニューホープ、RIKU、雷名が意地を見せた。
特にRIKUは今回、誰もが「優勝するのでは?」と思う気迫を全試合で見せつけた。
しかし、決勝ではラストの技でミスを連発。
経験と技数の多さを武器にする、Shotaが悲願の初優勝を果たした。
GroovMix創成期から出場しているShota。
現場に居たプレイヤーは、Shotaの初戦のムーブを見てあまりの調子の悪さに驚きを隠せない様子だったが、彼はトーナメントを勝ち上がるごとに調子を取り戻していった。
最後は、Shotaの技だけでなく、多くの現場経験を踏んで培った魅せ方やノリを含めた差が勝負の決め手となった。
WINNER::Shota (@fsb32shota)
個人賞 STILLBALLIN :あぱっち (@apche36msy)
AirTechnician:RIKU (@riku_fsb)
Epic賞:ema (@ema0619)
今回は久々の開催だったためか、終始緊張感が漂っていた。
3年ぶりのバトルとなったプレイヤーも多かったのではないだろうか。
その中で、自分の強みを発揮し、その場の空気をジャックしていたプレイヤーが特に輝いていた。
そのプレイヤーのうちの一人は、休日のお父さんが地元を散歩してそうなコーデで現れた、ぱぱっち…いやあぱっちが挙げられる。
最近ではあまり見られない癖の強い小悪党ムーブが、初戦からパンプアップした上半身によりキレ良く繰り出される。
現在のフリースタイルバスケのスタイルが、ダンス・表現に近いものに寄りつつある中で、緻密に計算された技は強力な武器となっていた。
お久しぶりのバトルは、いかがだったでしょうか。
次回は10/8に鶴見駅付近のダンススタジオ「WAAAPS」にて開催予定です。
チャンピオンシップの切符を次に手にするのは誰か。
チェックよろしくお願いします!