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-ストリートバスケ編-

【バスケットはお好きですか?vol.2 】
-ストリートバスケ編-

さて、始めていきましょう。

ライトなバスケファン、ダイゴによる「バスケットは…お好きですか?」コラム!

コンテンツ第一弾は私が最近注目しているカルチャー

『ストリートバスケットボール』です!

ストリートバスケの魅力

皆様、ストリートバスケに対して、どういったイメージをお持ちでしょうか。

直訳すれば「路上バスケ」
路上、アスファルトを親に持ったからこそ独自の進化を遂げたストリートバスケについて、薄っぺらいファンである私なりの解釈と魅力をご紹介致します。

ストリートバスケットボールは、「ストリートボール」とも称されます。
ボールを用いるスポーツは数知れず。その中でも”ストリート”という単語を組み合わせることでバスケを意味する。
このことからもバスケとストリートの親和性が高い様子が伺えます。

野球やサッカーなどの国内メジャースポーツと比較しても、バスケットボールとライフスタイルの結びつきは強いように思います。

路上でできる競技としての特性が、ライフスタイルへの親和性を生んでいる可能性は高いようにも思います。
“バスケット”ボールというからには、やはりバスケット(籠)ありきのスポーツではありますが、裏を返せば、球と籠さえあればプレー可能なスポーツです。
その手軽さから、路上の狭いスペースも簡単に遊び場に変えることができます。
こうした特性上、ストリート、路上をステージとして発展したことも頷けるカルチャーであるとも言えると思います。

余談ではございますが、このライフスタイル性の特徴の一つとして、『バスケ』というファッションジャンルの存在があります。
AIR JORDANやAIR FORCE、AIR DUNKなど、バスケカルチャーへの直接的な関わりがない方にも楽しまれているシューズを筆頭に幅広い層に楽しまれている『バスケ』という名前のファッション。
いかに自然に、日常に、溶け込んでいるのかが伺える特色だと思います。

と、このようにバスケットボールは人々の日常に溶け込みながら育ってきたカルチャーです。

プロスポーツとしての特色も強いバスケットボールではありますが、
やはり育ての親はストリート。
元来、ルールはファジー、ジャッジもフリー。強いて言うならば路上を往来する人々がオーディエンスでありジャッジ。
それはもう、パフォーマンスとしての色を強くする要因としては十二分でしょう。

ルールを若干緩くした上で、”カッコいいは正義”の世界を形成するのは必然だったようにも思います。

さて、私なりのストリートバスケ観を語らせていただいた上で、何が言いたいのかと言うと…

ストリートバスケとは日常に溶け込んだことで、ルールに縛られすぎない、”魅せる”バスケとしての特色を持ったスポーツとして発展したカルチャーではないかと考えています!

※あくまで競技である以上、「ただ魅せりゃいいってもんじゃない」という意見も強いようです。バチバチにやり合う姿こそ最大のパフォーマンスであることは、ファンとしても認識するところです。

余りに長い前置きを経て、私がご紹介したいストリートバスケカルチャーは……『SOMECITY』です!!

 

somecityとは

(https://www.somecity.tv)

SOMECITYとは…
国内最大規模の3on3形式のストリートボールリーグであり、日本各地で創り上げられる最高の遊び場として、ボーラーはもちろん、バスケ未経験者も巻き込んで楽しまれているイベントです。

魅力を箇条書きすると…
・エンターテイメントに特化したレギュレーション
・開催頻度や開催場所が多く、遊びに行ける機会が多い
・通うたびに推しのチームやプレーヤーが見つかる

代表的な特徴は、こんなところでしょうか。
あくまで私にとっては、ですが。

私が月に一回ほどの頻度で通っているのはSOMECITY TOKYO。
川崎のCLUB CITTAでほぼ毎週水曜日に開催されているので、仕事が早く終われば観に行けるというのもステキな要素。

チームの入場演出も凝っていて、照明や映像がとてもかっこいい。
あのステージに立つこと自体がかっこいい。これは非常に、本当に、非常に重要な要素だと思っていまして。
憧れのステージの存在はプレーヤーのモチベーションに大きく貢献している様子。
もちろんオーディエンスのワクワク醸成にも大きな役割を果たしています。

自称ライトなバスケファンの私にとって、わかりやすい演出、エンターテイメント性は重要な要素。

私の職場の同僚もSOMECITYファンなのですが、彼女はバスケ経験は全くないそうです。
彼女曰く、推しのチームやプレーヤーがいて、その活躍を追っているとのこと。

要はある種のアイドル化をしているわけです。
筋骨隆々なイケメンがバスケを通じてぶつかり合う様は、確かにそういった見方も実現する要素かもしれません笑

確かにSOMECITYの客層を観察すると女性客も多いのです。
私がメインで関わっているフリースタイルバスケのシーンではあまり見られない環境です…笑

勝負の世界としてのストリートバスケという観点から見ると、賛否もあるとは思いますが…
エンターテイメントの興行としては、素晴らしいですよね。
元々のバスケファン層以の外側からも集客をして、果てにはリピーター化までしてしまっているのだから。
興行として、ビジネスとして、引いてはバスケの認知強化まで…理想のルートを辿っているわけです。

ここから何を伝えたいかというと、SOMECITYはライトなファン層でも十分に楽しめるコンテンツを用意している、ということです。

ビール片手にボーラーの活躍に沸き、好きなチームの勝利を祈る。
なんとも心地の良い空間。

確かにスポーツである限り勝敗は付き物。
SOMECITYも戦績によってレギュラーチームが選出されますし、プレイオフの出場権をかけて日本全国でボーラー達の熱い熱い戦いが繰り広げられています。

真剣勝負でなければ、オーディエンスも熱を持って応援できないはずですし、そこは間違いなく前提となっています。

ただ、ストリートを起源とする性質上、オーディエンスを盛り上げた者勝ちという側面も、切って捨てられない要素。
そのパフォーマンス性、エンターテイメント性を包括しながら幅広い層に受け入れられているSOMECITYは間違いなく日本のバスケットボールカルチャーに好影響を与えていると思います。

私という薄っぺらいバスケファンを見事に取り込んでいるという点とその根拠も含め、私と同じ、または私よりもライトな層もバッチリ楽しめるカルチャーだと思います。

おわりに

もちろんSOMECITY以外のストリートバスケのイベントも展開されています。
オリンピックで正式種目に選ばれた『3×3』
4on4の大会である『HOOP IN THE HOOD』
代々木公園で開催されるオールコートトーナメント『ALL DAY』
などなど、どのイベントも工夫が凝らされており、私程度の愛情レベルでも十二分に楽しめる内容となっています。

観戦のみならず、気軽に参加できるのもストリートバスケの魅力の一つです。
ストリートコートに行けばいつだってピックアップゲームが行われています。
関東のストリートコートは日本人:外国人=5:5くらいの割合。
コミュニケーションに若干の気合いは要りますが、スコアを英語で表現できさえすれば大して困らないのも事実です。
レッツ国際交流。

「いきなりピックアップゲームは気が引ける…」という方は、朝方〜午前中バスケがオススメです!
ボーラーはお寝坊さんが多いので、ガラガラのコートで好きなだけシューティングを楽しめます。

バスケ下手クソの私が言うのはダサい気もするのですが、結局スポーツは楽しんだ者勝ちだと思っています。
上手い下手に拘らず、是非、一歩踏み出して、ライトにバスケを楽しもうじゃありませんか。

最も門戸が開かれているバスケカルチャーとして、ストリートバスケをオススメ致します。

今日の記事はここまでです。
また別の角度からもバスケットボールの魅力をレポートしていこうと思うので、今後ともチェックの程、よろしくお願いいたします。

Writer:daigo(↗︎@daigosan5152